予防歯科(むし歯・歯周病・粘膜疾患の予防)

3. 予防歯科(むし歯・歯周病・粘膜疾患の予防)

健康な歯をいつまでも残すために。
予防処置をすることは、身体的・経済的にも大きな負担軽減につながります。

予防歯科に取り組むメリット

予防歯科に取り組むメリット時代はCure(治療)からCare(予防)へと変わりつつあります。実際にヨーロッパやアメリカといった歯科先進国では「歯医者は歯が痛くなってから行くところ」ではなく、「歯を守るために定期的にメンテナンスを行うところ」という考えが浸透しています。日本においても平成元年に厚生省(現厚労省)と日本歯科医師会が提唱しましたスローガンに「8020運動=80歳で20本の歯を残そう」があります。

現実的なデータを紹介しますと、スウェーデン人の80歳の平均残存本数は20本、アメリカ人が17本に対し、日本人はわずか8本というデータもあります。(※スウェーデンは、3-4ヶ月に1回の定期検診とクリーニングが義務化されております)

予防歯科には様々なメリットがありますので、ぜひ私たちと一緒に取り組みませんか。
ユキデンタルオフィスでは患者さんが予防の重要性をご理解いただけるよう、力を入れて取り組んでおります。

予防歯科のメリット

より健康な体になります

より健康な体になります定期的にメンテナンスをすることで、むし歯や歯周病を予防できることはもちろんですが、近年は歯周病と全身疾患(糖尿病や肺炎など)には密接な関係があることも明らかにされてきております。
歯周病を予防することで、全身疾患への影響を抑えることはとても重要です。

痛い思いをせずに済みます

痛い思いをせずに済みます歯医者は内科や皮膚科・眼科などと比べ、ある意味治療時の苦痛が大きいと思います。麻酔をされたり、むし歯を削られることは当然私も苦手です。
しかし定期的にメンテナンスをしていることでむし歯ができず、一生歯の痛みや治療時の苦痛で悩まずに済むことが可能です。

歯医者に通う時間も大幅に削減できます

歯医者に通う時間も大幅に削減できますむし歯が進行してから治療に通うのと、定期的にメンテナンスに通うのとでは、実は治療のほうがトータル時間は要してしまいます。
後々無駄な時間をかけないためにも、メンテナンスはすごく効率的です。

医療費削減できます

医療費削減できますトヨタ関連部品健康保険組合と豊田加茂歯科医師会の共同調査によると、定期的にメンテナンスをすることで、人が一生の間にかかる医療費(生涯医療費)は安くなるというデータがあります。
実は痛くなってから歯医者に行くほうが障害医療費が高くなってしまうのです。

沖縄県の予防歯科について

沖縄県の予防歯科について沖縄県民のむし歯罹患率は全国ワースト1です。
その原因として、沖縄は歯に対する予防意識が低いからだと言われておりました(むし歯は生活習慣病と言われております)。実際に歯医者へは子供のSOS(痛み)が出て初めて行くというケースも珍しくありません。

しかし近年は沖縄県歯科医師会の活動や、各院での啓発も功を奏し、むし歯罹患率は年々減少傾向にあります。当院へお越しになられるお子さんのむし歯罹患率も開業当初とは比べものにならないぐらい減少しております。

当院は予防歯科に力を入れ、今後も地域の皆様の歯の健康を守っていきたいと考えております。

定期的な歯科検診を受けましょう

定期的な歯科検診を受けましょう

学生時代は1年に1回歯科検診を受けていたと思いますが、社会人になるとご自身の意思で受けなければなりません。ぜひ積極的に検診を受けましょう。ユキデンタルオフィスでは、3~6ヵ月に1回の検査を推奨しております。
検査項目は主に下記内容です。

歯質チェック

むし歯は生活習慣病と言われておりますが、必ずしもそうとは限らないというのが当院の考えです。と言うのも、生まれ持った歯質の脆弱さもむし歯進行の強弱に影響します。

そのため当院では患者さんの歯質をチェックし、その診断結果を元に定期検診の頻度を患者さんごとにご提案しております。(時期に合わせ、クリニックより連絡しお伝えすることも可能です)

むし歯検査

むし歯がないかチェックします。むし歯があった場合は、経過観察で問題ないむし歯なのか、すぐに治療が必要か判断します。

歯周病検査

歯周病進行度をチェックします。歯周ポケットと言って歯と歯茎の境目の深さを計ることで治療の有無を診断します。他、歯茎からの出血、歯の動揺度などを検査します。

咬み合わせチェック

咬み合わせが理想的ではないからと言って、必ずしも治療する必要はありません。個性咬合といって他の歯に悪い影響を与えない咬み合わせもあります。大事なのは他の歯に悪い影響を与えている(不正咬合)か、咬む機能が著しく低いかもしくは患者さん自身が審美的に治療したいかだと思います。

当院では不正咬合なのかのチェックを検診時に行います。

粘膜疾患のチェック

口腔外科医としての経験を活かし、粘膜疾患のチェックを入念に行います。
口腔がんなどの疑いがあれば、すぐに専門機関へ紹介するようにしております。

ユキデンタルオフィスで行う予防処置

ユキデンタルオフィスで行う予防処置

検診の結果、むし歯や歯周病などで異常が見られない方、また治療が終了した方には以下のような予防処置を行います。

徹底した歯石除去と研磨

歯ブラシでは取り除けない歯と歯肉の境目や、歯茎の中に潜む歯石を徹底的に取り除き研磨します。これを行うことでむし歯や歯周病リスクが大幅に減らせます。

歯磨き指導

当院のスタッフが患者さんの歯並びに合わせた歯磨き指導を行います。普段お使いの歯ブラシをご用意いただきます。また使用する歯ブラシや歯磨き剤の提案もさせていただきます。

フッ化物塗布

フッ化物(フッ素)は歯質そのもを強くします。最近では市販の歯磨き粉に「フッ素入り」と書かれたものも多くあります。当院では主にお子さんの予防処置としてフッ化物を塗布します。またフッ素洗口を推奨しています。フッ素洗口については分かりやすく簡単に始められるよう指導しています。(フッ素洗口液は院内で販売しております)

シーラント

むし歯のない歯で奥歯の溝など歯ブラシでは磨きにくい箇所に、あらかじめプラスティックの材料を埋める処置です。そうすることでむし歯を予防できます。シーラントで歯を削ることはありません。

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