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2021.05.31

顎関節症の治療はおもに4種類|それぞれの治療法や治療期間も解説


こんにちは。ユキデンタルオフィス・院長の小場です😀

顎関節症の治療法は「歯科医師をはじめとする医療従事者によっておこなうもの」と「自分でおこなうもの」この2つに大別されます。

治療期間は個人差があるのですが、概ね1カ月~半年程度で痛みや症状が軽減されるケースが多いです。

まずは詳しい治療法を見ていきましょう。

顎関節症の治療

顎関節症は時間の経過とともに症状が軽くなっていくことも多くあるため、手術などいわゆる外科的な治療をおこなうことは、基本的にありません。

ではどのようにして顎関節症を治療していくのでしょうか?具体的な顎関節症の治療法は以下4つです。それぞれの項目について深く掘り下げていきましょう。

薬で症状をおさえる

いわゆる「薬物療法」と呼ばれるものです。特に急性症状ではすみやかに痛みを落ち着かせる必要があるので、消炎鎮痛薬を処方するケースも少なくありません。

マッサージをする

顎関節症の治療はマッサージも有効な手段の1つです。マッサージには「医療従事者がおこなうもの」と「患者さんが自分でおこなうもの」の2つに分かれます。

○物理療法|医療従事者がおこなうもの
低周波治療による電気刺激や手指でマッサージしたり、ホットパックなどによる温熱療法をおこなったりなどして、筋肉の血流を促して痛みを緩和させます。

○運動療法|患者さんがおこなうもの
開口訓練や関節円板のずれを元に戻すような運動、または顎周辺や筋肉のストレッチ指導をおこない、お口を開けられる量を徐々に増やしていきます。

開けづらくなったお口が元通りになるようには、患者さんご自身でマッサージして筋肉をマメにほぐす作業が必要です。

顎関節症の症状に応じてこれらの指導メニューは変わってきますので、詳しくはかかりつけ医にご相談ください。

マウスピースを装着する

顎関節症が起こってしまう理由の1つとして、歯ぎしりや噛みしめが強いというケースが挙げられます。

そういったリスクファクターのある方に関しては、マウスピースを装着しもらって顎関節の負担を和らげることで顎関節症の症状を緩和させていきます。

生活習慣の見直し

顎関節症は強い精神的ストレスで、知らず知らずのうちに歯を噛みしめたり、食いしばったりすることで顎関節を痛めてしまう方もおられます。

そのような方には症状改善というよりは、生活習慣の見直し=根本原因の改善に努めた方がよいケースもあります。

顎関節症の治療期間

顎関節症の症状によっても、かなりの個人差があります。治療期間は概ね1カ月~半年くらいの間に症状がおさまるケースが多く、約7割の方は1年以内に症状が落ち着くといわれています。

つまり、顎関節症特有の不快感や不自由さは、時間の経過とともにさほど感じなくなっていくことも多いのです。

顎関節の雑音(ガクッと音がなるなど)程度の症状であれば、そのまま様子を見てみるのも方法の1つです。しかし「痛みが増していく」「不快症状が1カ月以上継続している」といった方は、一度歯科医院を受診してみましょう。(もちろん、当院でも受診はできます!)

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