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2020.07.17

歯周病菌は人から人へうつるのか

「私のお口のなかにある歯周病菌は、子どもに感染するのでしょうか」――まだ小さなお子さんがいる保護者の方からこういった質問をよく受けます。

結論を言いますと、歯周病菌は細菌の一種ですので、世間を賑わせている新型コロナウイルス菌と同様に人から人へ感染します。

生まれたての赤ちゃんに歯周病菌はいない

歯周病菌やむし歯菌は、親子間や夫婦間など家族関係から感染する場合が多いです。
つまりリスクファクターは「日常的に濃厚接触をせざるを得ない方」となり得ます。

考えてみると、生まれたての赤ちゃんに歯周病菌やむし歯菌はいませんよね。

歯周病菌やむし菌は、だ液のなかに潜んでいるので、たとえば「キスをする」「近い距離で話しかける」「食器を共用する」などといった行為や習慣から感染すると考えられています。

何歳ごろに歯周病菌をうつされるのか

では、歯周病菌は一体いつ頃のタイミングでうつされているのでしょうか。
小学生くらい?それとも成人してから?

実はさらに前の段階、なんと「よちよち歩き」のころから歯周病菌やむし歯菌をうつされている可能性があります。
(「感染の窓」といって、1歳7カ月前後に感染のピークを迎える時期と言われています。)

また、1歳を過ぎたころと言えば、多くのお子さんが離乳食の時期が終わる時期でもあり、幼児食へ移行する時期です。

このころには食べられるメニューも増えていますし、保護者のなかには大人と同じお菓子・味付けで食べさせている方もいらっしゃるようです。

こういったさまざまな生活背景があり、結果的にお子さんがむし歯になってしまうわけですね。

「うつされる」と「感染する」は違う

このような話を聞くと「スキンシップは控えるべきなのか」と思われるかもしれません。

しかし、小さなお子さんへのスキンシップは親子間の愛着関係と非常に深い結びつきがありますので「木を見て森を見ず」の状態になりかねません。

わかっていただきたいのが、歯周病菌がお口のなかに入ってきたとしても、歯周病菌単体であれば悪さを起こさないということ。

歯周病が爆発的に増殖すること(=感染)が問題なのです。

つまり、歯周病菌がお口に入ってきたとしても、それ自体を恐れる必要はなく、増殖できる環境でなければ歯周病は発症しません。
>>「家庭でできる歯周病予防とは」

お子さんのいるご家庭へ向けたアドバイスとしては「食器の共有などは止めた方がベターですが、スキンシップ自体は減らさないでも大丈夫」とお伝えしたうえで「家族すべての方にむし歯菌・歯周病菌を減らす努力を心がけていただくことも忘れないように」と、付け加えています。

歯周病菌を減らす具体的な対策は

・3カ月ごとのメンテナンスを受けて歯のクリーニングを受けていただく
「予防歯科(むし歯・歯周病・粘膜疾患の予防)」

・正しい歯磨き方法で毎日ブラッシングする

・キシリトール配合のガムなどを毎日召し上がっていただく

これらの心がけで歯周病菌・むし歯菌を減らす対策をしていれば、さほど神経質にならなくても心配はいりません😀

2020.07.02

当院の歯周病治療費・回数の目安

「今日の治療費は一体いくらだろう……」「先生に歯周病の治療が必要だと言われたけど、歯周病の治療っていくらかかるの?」など言ったように、治療費に関しては頭を悩まされますよね。
保険診療の歯科治療費の目安

また「今日こそは治療費について聞きたい!」と心の内では思っていても、いざ歯医者へ到着すると痛みへの恐怖心や緊張感などが相まって、結局は聞くタイミングを逃す方も少なくないようです。

歯周病治療の90%以上は保険適用

ユキデンタルオフィスの歯周病にまつわる治療費用に関しては、基本的に健康保険が使えますのでさほど高額な費用は請求しません。
しかし、例外的に健康保険の適用外(自費治療)となるケースもあります。

それは重度の歯周病で抜歯の必要性が出たケースに、自費治療となる義歯・インプラントを選ばれた場合。

もちろん、健康保険が使える入れ歯やブリッジの被せ物も患者さんご自身で決めていただけますので、費用面を気にされる方はどうぞご安心なさってくださいね。

歯周病の治療費用と回数

➀初期歯周病のケース

通院回数は4回(週1回通院なら1カ月)程度が目安で、費用は総額で約8000円ほどです。

初期の歯周病治療では、歯石除去を中心に炎症を起こした歯ぐきの改善をおこないながら、セルフケアのスキルアップをはかります。
初期治療が終わったあとは3カ月ほど経過を観察し、再び退院していただきます。

その際に歯ぐきの炎症がすっかり治まっていれば、定期検診にうつりますし「まだ炎症が引いていないな~」となれば、さらに1カ月ほど治療に専念してもらいます。

②中期歯周病のケース

通院回数は4~8回程度が目安で、費用は総額で総額で13000円〜17000円ほどかかってきますが、歯ぐきの炎症状態などによって回数や費用に個人差があります。

治療内容は基本的に初期の歯周病と同じ内容です。
「なんでこんなに回数がかかるの?」と、ときどき質問を受けることがありますが、

・一気に歯石を取ると強い知覚過敏や急激な歯肉退縮を引き起こすリスクがある

・機械的清掃で手早く歯石を取ることもあれば、深いポケットにこびりついた歯石は手作業で地道に取ることもある。
要するに長い時間をかけて沈着をした歯石除去にはそれなりの時間がかかる。

などの理由があるからです。

③重度歯周病のケース

結論を言うと、重度歯周病の通院回数や費用の予測を立てるのは非常に困難です。
また、外科手術(フラップ手術)の有無でも異なります。

フラップ手術とは、歯肉を切開することで病巣となっている歯石や感染している組織を取り除く方法です。
重度になると歯周病を完治するのは厳しいので、中期くらいに病状を落ち着かせるのが狙いです。

1年間で6~12回程度の通院をしてもらうと、年間で15000円前後の費用がかかってきますので、治療費の総額は通院回数×年数分がかかるイメージです。
そこにフラップ手術をおこなう場合のみ、追加で2000円程度かかってきます。

2020.06.12

歯周病かも?と感じたらチェックしたい「歯周病3つの進行段階」

「歯磨きをするたびに、歯ぐきから出血がある」
「歯がグラグラしていて、物が噛みにくい」
「起床時の口臭が気になる」

これらの症状があれば、歯科医師としてまず疑うのは歯周病ですが、もちろんむし歯や外傷、または全身疾患が付随して起こりうる歯の病気もあります。

しかし、2014年(平成26年)に厚生労働省がおこなった「患者調査の概況」によれば、むし歯の総患者数(=継続的に治療を受けていると推定される人のこと)は、むし歯では約185万人歯周病に関しては約332万人とのデータがあります😅

むし歯と歯周病の患者数、両者の間にはおおよそ2倍の差があるのですから、私が最初に疑うべき疾患は歯周病、といっても差し支えないでしょう。

今回は、そんなごくありふれた歯の病気・歯周病とはどのようにして進行していくのか?という知識を得ていただき、デンタルIQを高めましょう。

歯周病進行のステージは3段階ある

以前のブログ「歯周病が発生するしくみとリスク」でも軽く触れましたが、歯周病の進行ステージは大まかに初期・中期・重度の3つに分類できます。

➀初期の歯周病

・歯周ポケット(歯と歯の間のすき間)は3~5mmあり、わずかながら顎の骨が溶け始めている
・歯ブラシをしたときに出血がある
・歯ぐきが赤く、すこしの腫れぼったさがある
・この段階では自覚症状がない患者さんがほとんどで、目に見える大きな変化はない

②中期の歯周病

・歯周ポケットは4~7mm程度あり、顎の骨が本格的に溶けだす
・初期に比べて出血や腫れが強くなる
・歯周病菌由来の口臭を感じる人もいる
・体が不調なとき、歯が浮いた感じや腫れが強くなることがある
・歯の動揺や口臭などの症状から自覚症状を感じはじめる人が出る

③重度の歯周病

・歯周ポケットは8mm以上となり、顎の骨が半分以上無くなった状態で歯が大きく揺れる
・歯ぐきから膿が出て、痛みを感じる場合がある
・食べ物がうまく噛めなくなったり、硬い食べ物を食べると歯が痛んだりすることも

なんとなく、を確かな歯科知識に変えよう

「前々から歯周病かなと思っていたのだけれど、足が重くてなかなか来られなかったんです。」こうおっしゃる患者さんは、決して少なくありません。

言わずもがな、そういった方たちが重度の歯周病になっているケースが後を絶ちません。
逆を言えば、軽い歯肉炎程度の状態でも「歯周病かもしれないので、すぐに診てほしい!」と真剣な表情で来院される患者さんもおられます。

両者の違いはなんだろう?――私なりに考えた結論は、知識の差です。

歯周病の自覚が「なんとなく」ありながらも、実際に自分が歯周病かというのは、知識に乏しいと不確かなままですし、どのような治療をされるかも見当がつかず「なんとなく」来院を控えてしまうのだろうと推測しています。

地道ながらもブログの情報発信を通して「なんとなく」を「確かな知識」に変えていき、早期発見・治療につながることを私は期待しています😀

2020.06.05

家庭でできる歯周病予防とは

より健康な体になります
歯周病のおもな原因はプラーク(=歯垢)であり、プラークコントロールが歯周病予防の「肝」です。
家庭でおこなえる歯周病予防・対策としては、やはり「最低でも1日に1回、5分間はブラッシングすること」これに尽きます。

よく、「歯磨き粉の薬用成分で歯周病が治る」と勘違いされている患者さんがいますが、歯磨き粉はあくまで補助的な道具に過ぎません。

例えるならば、キッチンにたまったヌメリやカビを落とすには、ただ洗剤を吹きかけるだけで汚れは落ちませんよね。
やはり、ブラシやスポンジですみずみまで磨かないとキレイにはなりません。

歯にたまった垢(プラーク)も同様にお考えいただければ、分かりやすいでしょう😀

効果的なブラッシング方法のポイント

➀歯ブラシの持ち方と選び方

・ヘッド部分が奥歯まできちんと届くものを選択しましょう。
無難なのは「コンパクトヘッド」と記載されている歯ブラシを選ばれると、小回りがききやすいです。

・毛のかたさは歯ぐきを傷つけにくい「ふつう」か「やわらかめ」を選択。

・毛の材質は、ナイロン製よりしなやかで耐久性も優れており、水はけもよく衛生的な飽和ポリエステル樹脂がおすすめです。

・補助的な歯間清掃用具(歯間ブラシやフロスなど)を積極的に取り入れましょう。
歯ブラシだけで落とせる歯の汚れは6割程度ですが、フロスなどを活用すれば、8~9割まで歯の汚れが落とせるとされています。

 

②歯磨きをするタイミング

効果的な時間帯は、夜寝る前です。
なぜかと言うと、就寝時はだ液の分泌が減ることで、お口の細菌が非常に増殖しやすいから。

寝る前に丁寧に歯磨きをおこなうことで、あらかじめお口の細菌を減らしておけば、ばい菌たちの活動を封じ込められるというわけです。

「忙しくて1日に何回も磨ける余裕はない」という方は、夜寝る前だけでもていねいに磨くことを心がけましょう。

 

③歯の磨き方

・歯ブラシの毛先を歯に対して垂直にあてがい、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間を意識して、細やかな微振動でブラッシングする「スクラビング法」が歯周病予防に効果的。

・歯を磨く強さは、桃を磨くようなやさしい圧でおこなう。

効率的な歯磨きを習得できるよう、私たちが取り組んでいること

ここまでお伝えしましたが、「じゃあ、私に合った補助的清掃用具ってなんだろう?」といったさまざまな疑問や不安が沸いてくる方もいらっしゃるでしょう。

お口に合わせた歯ブラシをご提案したり、効率的な歯磨き法を指導したりするために、ユキデンタルオフィスでは患者さんが普段お使いの歯ブラシを持参していただき歯磨き指導をおこなっています。

実際に使用している歯ブラシを使ってアドバイスすることで「自宅に帰ったあとでも歯科医院で教わったことをスムーズに実行しやすい」と考えているからです。

2020.05.19

歯周病と糖尿病~負の関係~

歯周病は、お口のなかだけでとどまる感染症ではない。――本日はこの事実を皆さんにお伝えします。

前回のブログ「歯周病が発生するしくみとリスク」でも歯周病の機序について簡単に説明しましたが、今回はその補足も兼ねたお話になります。

歯周病原因菌の多くは、「内毒素」とよばれる強い毒素を産み出します。
身体は内毒素をやっつけるために免疫細胞を活発に働かせ、炎症が起こった歯ぐきや歯槽骨の修復に全力を尽します。

しかし、あまりに炎症の進行度合いが強いと、今度は自らが炎症を誘発する物質(炎症性サイトカイン)を大量に出してしまいます。

わかりやすく例えると、身体が炎症を抑えようと頑張りすぎた結果、免疫機能が自滅の道を歩んでしまうのです😅

歯周病菌によって引き起こされた内毒素や炎症性サイトカインたちは、歯ぐきの血管や気道を通して全身に駆け巡っていき、肺や心臓にまで入り込んでしまうというというわけです。

こうして糖尿病をはじめとする細菌性肺炎や心内膜炎、動脈硬化といったさまざまな全身疾患に対して悪影響を及ぼしていきます。

 

歯周病が糖尿病に与える影響とは

糖尿病の合併症としては神経障害や網膜症などがありますが、そのなかで第6の合併症として歯周病が挙げられています。

歯周病と糖尿病は「どちらかの病気が悪くなれば、もう一方の病気も悪化しやすい」といった、まるでお互いの足を引っ張るかのようなマイナスの相互関係があります。

 

糖尿病が歯周病を悪化させてしまう要因

糖尿病の症状であるお口の乾燥感は、歯周病菌をはじめとする細菌を増やしやすく、免疫機能・組織修復力の低下は、体の抵抗力を弱くして歯周病に感染するリスクを高めます。

また、糖尿病の方のだ液のなかは糖が多いですが、歯周病菌は糖分を好むので歯周病が悪化しやすいです。

 

歯周病が糖尿病を悪化させてしまう要因

歯ぐきに炎症が起きると、体内の免疫機能が歯周病菌をやっつけるために、インスンの働きを弱めるような物質を産み出してしまいます。

このインスリン阻害物質が、血糖コントロールを困難にさせたり、血糖値を下がりにくくさせたりしているのです。

これら歯周病と糖尿病の相互関係から考えてみると、歯周病菌を減らすことができれば、血糖値のコントールにもつながります。

実際に歯周病患者に抗生物質投与をふくめた歯周病治療をおこなったところ、糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cが改善されたという報告例も多数あります。

したがって、糖尿病の患者さんは糖尿病管理の一環として、歯周病を治療すると同時に予防に努めることが大です。

ユキデンタルオフィスの予防歯科では、歯周病・虫歯の有無はもちろん「かみ合わせに問題はないか?」「粘膜や舌の状態は?」など、お口をトータルに見ることで歯周病のリスクをできる限り減らせるよう努めています😀

2020.04.30

歯周病が発生するしくみとリスク

歯を失う一番の原因はなんでしょう?」――患者さんにこう問いかけると「むし歯」「外傷」「加齢」などといった意見を聞きますが、実はそのどれもが一番の理由ではありません😅

歯を失ってしまう原因のワースト1は「歯周病」で、おおよそ半数(約40%)をしめています。

その次が「むし歯」で約30%です。

「むし歯と歯周病」この2つの疾患によって、実に7割近くの方が貴重な歯を失っていますが、この敵が非常にやっかいなのです。

■「無自覚・無関心」これが歯周病のリスク

なぜ、私がやっかいだと考えているか?それは患者さんが歯周病に対して関心が薄いからです。

患者さんによく「むし歯はないですか?」とは聞かれるのですが「歯周病になっていませんか?」と聞かれることはほとんどないです。

久しぶりに来た患者さんの歯周病が予想以上に進行していた、しかし患者さん自身は「なんの症状もなかった」と仰っている……こんな出来事は決して少なくありません。

なにも患者さんを責めているわけではなく、それほど「初期の歯周病は無自覚に進行することが多い」といいたいのです😀

歯周病はごくありふれた感染症であり、ギネスブックにも「世界で最も罹患している人が多い感染症」と認定されているほどで、成人した方の8割が歯周病または予備軍ともいわれています。

このように「患者さんの認識」と「歯周病の実態」の間に、大きなへだたりがあることがリスクだと考えています。

■歯周病になるしくみとは

歯周病が発生するしくみを簡単に説明します。

歯周病菌が歯と歯の間のすき間(歯周ポケット)に入り込むことで、私たちの身体は歯周病菌を「異物」とみなして、菌をやっつけようと戦います。

しかし、あまりに菌が多いと今度は身体自身が菌から逃れるために、顎の骨(歯槽骨)を溶かす細胞を働かせてしまいます。

これが歯周病菌で顎の骨が溶けてしまうしくみです。

■歯周病は初期段階ほど治療の効果がある

歯周病の進行度を大まかに言うと「初期」「中度」「重度」の3つに分類されます。

このなかで歯周病治療の成果をあげやすいのは、歯周ポケットも浅く、歯の骨もグラグラしていない「初期の歯周病」です。

なぜならば、歯周病で失った顎の骨はもとに戻らないからです。

分かりやすく歯周病を家づくりに例えてみますと、基礎(顎の骨)があまりない状態で無理やり家(歯)を建てたところで、建物は安定しませんよね。

いくらきれいなかぶせ物や入れ歯を入れても、それらを支えている土台である顎の骨がすくない状態だと、台無しになってしまう恐れがあります。

また、やわらかい汚れの歯垢であれば歯磨きで落とすことができるのですが、歯石は歯磨きでは落とせません。

歯垢はたった2日で石灰化して歯石へと変化し、毎日ていねいに磨いている方でも2割は磨き残してしまうといわれています。

歯石は大変粗い構造になっており、歯周病菌や虫歯菌が非常に吸着しやすく、歯石がついてしまった歯はいわば「細菌のすみか」になっています。

これらの理由から、当院は3~6カ月ごとの定期検診と歯石除去をおすすめしています🙏

関連記事 http://www.yuki-dental-office.com/preventive/
「ユキデンタルオフィスで行う予防処置」

 

2020.04.05

治療を終えた方へお伝えしたこと

「治療は終ったのだから、もう歯医者には通わなくていいですよね?」――お口の中が虫歯だらけだった患者さんほど、こう言われるのを耳にします😅

お口の状態が悪いほど通院回数は長くなってしまいますので、長期に渡って通院してこられた患者さんが、このような心境になるのは当然でしょう。
しかし、歯科医師として皆さんにお伝えしておきたいことがあります🙏

あくまで治療とは「治した」に過ぎず、再び虫歯や歯周病が再発してしまうという「リスク」は抱えたままなのです。

では、どのようにして、再発リスクを減らしていけばよいのでしょうか?


■予防歯科が必要な理由

ユキデンタルオフィスのHPにも記載していますが、当院では治療を終えた患者さんには予防歯科を推奨しています。

関連記事 http://www.yuki-dental-office.com/preventive/
「むし歯・歯周病・粘膜疾患の予防」

当院が考える予防歯科の目的とは歯を通して生活の質を上げることです。

「歯で生活の質が変わるなんて、大げさじゃないの?」――こんな声が聞こえてきそうですが、私自身は歯から口福(=幸福)がはじまると確信しています。

歯周病菌は、歯を支える骨である歯槽骨まで溶かしてしまうほど強力な毒を持っていて、糖尿病や心疾患をはじめとする全身的な疾患とマイナスの相互作用を起こすという話はご存じの方も多いでしょう。

しかし、重度の歯周病などが原因でやむを得ず歯を抜かないといけなくなくなり「噛む機能」が落ち込んだ歯は、脳の学習機能や運動機能にとっても非常に大きな影響を受けるのです。


■患者さんにできるリスクヘッジは定期検診を受けること

たとえば、脳の記憶力に深く関わりを持つアセチルコリンという物質は、噛むことで分泌があがります。(つまり、噛める歯が多いほど脳機能もあがりやすいといえます。)

ほかにもラットの奥歯を抜いて、どのように脳機能が変化するかを調べた研究があります。
その結果、ラットの脳の情報伝達機能は減ってしまい、アルツハイマーによく似た症状を示しました。

また、残っている歯の数が少ない方は、歯の多い人に比べて片足立ち時間や握力テストが劣ったという結果もでています。
このように、歯周病菌は全身疾患と関連するだけにとどまらず、運動や勉強といった日常生活にも深く影響をおよぼしていることがお分かりいただけるでしょう。

しかし、むやみに恐れる必要はありません。
定期検診を受け、結果にもとづく予防処置をおこない、疾患の早期発見・治療に努めれば、これらのリスクを大幅に減らせるのです。

※虫歯と歯周病のリスクについては、もう少し詳しい解説をしたいので、後日お話しいたします。

2020.03.26

当院が大切にする3つの「見える化」

ブログの更新、おまたせしました😆

今回は久しぶりということもありますので、治療方針についてお話します。
当院では、患者さんとの信頼関係を築いて治療をスムーズにおこなうために大切にしていることが3つあります😀


■安心の見える化

「注射は痛いから苦手だ」「キーンという音を聞いただけで緊張してしまう」――歯科医師を長く続けていると、患者さんがこのような「歯医者への恐怖心」を口にする場面を多く見かけます。

当院では、患者さんのこういった切実な思いを受け止めて、患者さんの「心のペース」に寄り添えるような治療を常に心がけています。

表面麻酔という下処理をおこなって痛みを和らげるなど、通常の虫歯治療に対する配慮に関しては当然ですが、なかには「歯医者に来ただけでドキドキする」といったような、恐怖心の強い方もいます。

そういった方は、私自身が患者さんにオーダーメイドの提案をおこなう場合があります。

たとえば、数カ月先の治療スケジュールをあらかじめ決めておき、中期的な視野を持って治療に臨めるようにサポートするといった具合です。

また「笑気吸入鎮静法」といって、笑気ガスを鼻から吸入し、リラックス状態に導きながら円滑な治療を受けやすくする方法も取りそろえています。

こういったオーダーメイドの提案で「安心」が見えるように努めています。

関連記事 http://www.yuki-dental-office.com/general/
「歯科恐怖症の方へ」「むし歯治療の際に気をつけていること」


■費用の見える化

「窓口で会計をしたときに、こちらの予想をはるかに超えた金額を請求された」――歯医者に通ったことがある方で、そんな苦い経験をした方もなかにはいらっしゃるでしょう。

こういった事態が起こらないよう、ていねいなヒアリングも大切ですが、実際のところ患者さんの「納得感」を得るためには、ただ治療内容を説明するだけでなく「費用の見える化」が大切であると、日々の診療から痛感しています。

したがって当院のHPでは治療費用に関して、おおむね確認が取れるようにしています。
もちろん、分かりづらいところや「もっと詳細が知りたい」と感じた方は、ご遠慮なく質問してください。

歯科医師と患者さんが同じ方向性を見つめられるよう、あらゆる努力を惜しみません。

関連記事 http://www.yuki-dental-office.com/general/
「保険診療における治療費の目安」
※治療内容によっては前後することもございます。


■治療の見える化

私がユキデンタルオフィスを開業する前は、琉球大学医学部附属病院の歯科口腔外科で、難しい親知らずの抜歯や口腔がん・粘膜疾患の治療などさまざまなケースを担当していました。

この経験と勤務医時代で培った豊富なネットワークで「治療の見える化」を目指しています。

たとえば歯科検診では、むし歯・歯周病の有無を調べるほかにも、かみ合わせの状態や粘膜疾患などにもていねいに目を向けて診断をおこないます。

「なぜ、そこまで診てくれるのか?」――ときどき、患者さんからこう言われることがあります。

患者さん自身がまったく無自覚な病気を、私たち歯科医師がていねいに見て診断するのが、歯科検診の大きな役割であると考えています。

例をあげると、口腔ガンは全身のガンのなかでいえば、発生率は3%ほどしかありません。
しかし、初期の口腔ガンはほとんど自覚がなく進行するケースが非常に多いのです。

もしも気になる所見があれば、すみやかに連携施設へご紹介し、早期発見・治療へつなげます。

2019.03.20

ホームホワイトニングの料金

今回はホームホワイトニングの料金についてです😀


〇ホワイトニング料金
・マウスピース作成+ホワイトニングジェル2本(2週間分)
9,000円(税別)
※マウスピース作成料は頂いておりません。
※初回のみ、診察料(保険診療)が発生します。

>>保険診療の診察料目安はこちら

〇ホワイトニングジェルの追加購入
ホワイトニングジェルが無くなってしまった場合は、ホワイトニングジェル2本(2週間分)の追加購入が可能です。
追加購入も9,000円にて可能です。追加購入は診察を受ける必要はございませんので、受付にてお申しつけ下さい。

〇ホワイトニングジェルの種類について
当院では計3種類のジェルをご用意しております。患者さんの白さに応じて提案します。

2019.02.24

ホームホワイトニングとは

ホームホワイトニングとは、歯科医院ではなく、ご自宅で歯を白くするホワイトニング方法です。都度歯医者に来る煩わしさもなく、ご自身のペースで歯を白くすることができます😀

〇手順
、歯科医院で患者さん専用のマウスピースを作成

、ホワイトニングジェルを入れたマウスピースを1日約2時間装着。
可能であれば毎日装着し、2週間かけて一気に白くするのが理想ですが、毎日が難しい方は週2~3回はを心がけて装着をお願いしております。
※ホワイトニングメーカーの発表によりますと、2週間しっかり装着すると、3トーン(白さのランク)が上がると言われております。

 

〇ホームホワイトニングの特徴
、じっくり浸透させるため、後戻りしにくい
オフィスホワイトニングが1回の施術で歯を白くするのに対し、ホームホワイトニングは2週間かけて浸透させるので、後戻り(色が戻る)しにくいと言われております⭐

、白さを自身でコントロールできる
あまりに白くなりすぎても違和感があります。また周囲の被せ物や詰め物との調和が重要なため、色のトーンを見ながらいつでもホワイトニングを止めることが可能です⭐

 

〇ホワイトニングで対応できない歯
、詰め物や被せ物のホワイトニング
詰め物や被せ物は人工物のため、ホワイトニングによって白くなることはありません💦
以前紹介した、セラミックなどはそもそも変色(着色)しませんが、保険の詰め物や被せ物はプラスティックのため、変色してしまいます。プラスティックの変色が気になる方はホワイトニングでなく、詰め替えをおススメします。(保険診療)
※詰め物による変色が気になる場合、セラミックを前歯に被せることで歯を白くする、ラミネートベニアでも対応可能です。

 

〇ホワイトニング後の注意点
ホームホワイトニング期間中は、なるべく着色しやすい飲食物・嗜好品は避けていただきます😅
※飲料水に関してはストローを使用することで、着色を軽減できます。

ホームホワイトニングをお考えの患者さんは、那覇市泉崎のユキデンタルオフィスまでお越し下さいね😀

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